塗料の種類と耐候性について

建物用の塗料はたくさんの種類があります。
塗料によって、塗装の品質も大きく変わります。

最近は、ポリウレタン樹脂系、シリコン樹脂系、フッ素樹脂系塗料を塗装するのが主流となっています。これらの塗料は価格が高めですが耐用年数が長いため、長期的なスパンで考えた場合、トータルのコストを低く抑えることが可能です。

シリコン樹脂系、フッ素樹脂系塗料の耐候性が高い理由

少し難しい話になりますが、理由のひとつにそれらの塗料の「結合解離エネルギー」が高いことがあげられます。

「結合解離エネルギー」とは、どれぐらいのエネルギー(光や熱など)を加えると分子が分解するかというテストによって求めらる数値なのですが、シリコン樹脂系、フッ素樹脂系塗料の塗料は、他の塗料に対して圧倒的に高い数値を示しています。

これらの塗料は、太陽光や雨風などの刺激に対して変質しにくい性質を持っているため、耐用年数が長くなります。